日本人は周りの目を気にしている人がとても多いです。
かくいう私も周りの目を気にしすぎたことが原因で仕事も家庭も失っています。
では、そもそも「なぜ周りの目を気にしてしまうのか」その原因と、どうすれば周りの目を気にせず自分に自信を持てるようになれるのかを紹介していきます。
Contents
周りの目を気にしてしまう原因を紹介!
ではまず、人の目を気にしてしまう原因を紹介していきます。
自信が持てない
定番ですが自分に自信がない人は周りの目を気にしてしまいます。自分の生き方に自信がないから、いちいち周りの目が気になります。
自信がないから自分の意見や行動ができず、「これをしたら周りからどう思われるんだろう。」と気にしてしまいます。
ようは「自分がない」ということです。
人それぞれ考え方や生い立ちがあるのでどんな人生を歩もうと勝手ですが、最後の最後には「もっと自分らしく生きればよかった」と思うでしょうね。
自分軸がなく他人軸
自分軸がなく他人軸で生きている人も周りの目が気になってしまいます。
自分軸というのは「これだけは譲れないという信念」があり、その信念をベースに意見や行動できます。
なので、他人に批判されようが「それはお前の意見だよね」と思えるようになります。自分自身を認めている状態なので、他人からの評価など気にしません。
一方、他人軸というのは、他人の評価をベースに生きている人です。
他人からいい評価をもらえるような意見や行動をとり続け、常に他人の顔色を伺っている状態です。
この生き方の不幸なところは、他人の評価を取り続けなければいけないことです。
いい評価を取り続けるのもしんどいし、いい評価を取れなかった時に自分を責めるなど、「THE不幸な生き方」という感じです。
嫌われたくない
周りから嫌われたくないと強く思っている人は、周りの目が気になってしまいます。
嫌われたくないと必要以上に思っている人は批判を浴びないよう、周りと同じ意見や行動を取ります。
ただ、周りと同じ意見や行動を取っている時点で毎日ビクビクしているので、生きてるだけで辛いという状態になります。
過去の辛い体験
過去に友達に仲間はずれにされたり、陰口を言われていたり、大勢の前で恥をかくなどの体験をした人は、周りの目を気にしてしまう原因となります。
私も、過去に、陰口や大勢の前で恥をかいたことから周りの目がとても気になりだしました。
このような辛い体験をすると「もう同じようなことは経験したくない」と思ってしまい、周りと違う行動が取れなくなります。
ただ、これも毎日ビクビクして生きている状態なので、とても神経が疲れます。
自分のことばかり考えている
結局、周りの目を気にするのは自分のことばかり考えているからです。
自分がどう見られているかをひたすら気にしているから、周りの目を気にしてしまうのです。
「他人のことを考えている」ということではなく、「他人から自分はどう見られているか」という自分起点で考えていることから、自分のことしか考えていない状態です。
この状態から解放されると、「どうすれば相手の役に立てるか」「こうすれば喜ぶんじゃないか」と他者視点になります。
思い込みが激しい
周りの目を気にしている人はとにかく思い込みが激しいです。
他人が笑っているのを見ると「自分は笑われているのでは?」と気にし、相手の機嫌が悪いと「自分のせいでは?」など、悪い方に悪い方に考えてしまいます。
私も、よくこれらを気にしていましたし、飲み会で誰かが来なかったら、「自分が来たから?」とネガティブになっていました。
なんでもかんでも「自分のせいでは?」と思っているので、本気で生きづらかったですね。
周りの目を気にしてしまう人の特徴を紹介!
原因がわかったところで、次は周りの目を気にしてしまう人の特徴を紹介していきます。
プライドが高い
プライドの高い人は周りの目を気にしています。そもそもプライドが高い人はバカにされたくない気持ちが強いため、周りの動向をとても気にしています。
「自分を認めてほしい」「尊敬されたい」「評価してほしい」という気持ちが強いため、四六時中他人の反応を意識しています。
そのため、自分がやりたいことよりも他人から評価されることにフォーカスしてしまいます。
さらに、プライドが高いことから、周りの目を気にしていることもバレたくないと思っています。
他人と比べて疲弊している
周りの目を気にしている人はよく他人と比べて疲弊しています。
周りの目を気にしている人は他人の反応が気になっているので、自分だけできないことがあると落ち込んでしまいます。
落ち込むことで劣等感を抱き、さらに自信を失っていきます。常に周りと比べているので、一向に気が休まらず、疲弊していくのです。
よく嫉妬する
周りの目を気にしている人は、常に他人と比べているのでよく嫉妬しています。
友達に恋人が出来たり、結婚の報告を聞いても素直に喜べず、劣等感から嫉妬をしてしまいます。
そして、周りの反応を気にしているため、この嫉妬心を隠します。
周りの目を気にしすぎることで起きる弊害!
続いて、周りの目を気にしすぎると起きてしまう弊害をここでは紹介していきます。
責任転嫁をしてしまう
周りの目を気にしてしまう人は被害者意識があるので、責任転嫁をしてしまいます。
なぜ被害者意識があるかというと、周りと同調するための意見や行動なので、それで失敗したり批判されたりすると、他人のせいにするのです。
自分の意志で行動しなかったため「あの人の言う通りにやったのに失敗した。私は被害者だ。」という気持ちになります。
この被害者意識は納得いく解決方法がないので、どんどん心の中で溜まっていきます。
しかも、自分が失敗したことを他人のせいにしているので、そこから出てくる問いが生まれないので、人間として一向に成長しません。
このようなことがあるから、周りの目を気にせず行動した方がいいのです。全て自己責任なので、成長スピードは格段に上がります。
自分の人生を生きれない
周りの目を気にしている人は、自分の人生を生きれなくなります。
周りの目を気にすると人と違った行動ができないため、周りから批判されない選択をしてしまいます。
進路・就職先・結婚相手・子供の人数などの選択を自分の気持ちを度外視して、世間体だけで選んでしまいます。
ひたすら世間体を気にした選択をし続けることにより、どんどん生きづらくなっていきます。
今、あなたが人生に悩んでいる原因は、世間体を気にした選択を取り続けてきた結果です。
時間をムダにする
周りの目を気にすることは時間のムダとなります。
常に周りからどう見られているかを考えて、悪いことを想像したり、不安に感じビクビクしているので、目の前のことに集中ができません。
時間というのは2度と戻ってきません。その貴重な時間を答えのないものに対しあれこれ考えてるのは時間のムダ以外ありませんね。
心も体も休まらない
周りの目を気にすると他人に嫌われないため、「いい人」を演じ続けることになります。
「いい人」演じると何も断れなくなり、忙しいのに、さらに仕事を振られたり、やりたくないことも頼まれたりと疲弊していきます。
休日もそんなに会いたくない人からの誘いも断れないなど、常に心も体もヘトヘトに疲れきってしまいます。
しかも、これだけ「いい人」を演じていても、陰で悪口を言われているものですから、訳が分かりません。
人から信用されない
周りの目を気にする人は批判されないために、ひたすら相手に同調します。最初はいいのですが、だんだん相手は「この人は自分がないんだな」と思われてしまいます。
そうやって、どんな意見にも同調していると「この人は信用できない」と思われてしまうのです。
同調することは悪いことではないのですが、自分の意見も言わないと、周りに誰もいなくなるといった事態が起きます。
本当の幸せを手に入れられない
周りの目を気にする人は、他人を基準にして幸せか不幸かを決めているので、本当の幸せを手に入れることができません。
- 金持ちになったら幸せ
- キレイになったら幸せ
- 恋人ができたら幸せ
これらは「他人よりも優れていたい」という裏心理があります。
周りの目を気にしていない人は、これらが手に入らなくても幸せです。
反対に周りの目を気にしている人は、常に他人よりも幸せでありたいと願っています。
こういう生き方は不幸の始まりで、上には上がいるので、その人間を見て勝手に不幸になります。このことから周りの目を気にしている人は一生幸せにはなれません。
では、一体どうすれば周りの目を気にしないようになるのか
ではここから一体どうすれ周りの目を気にしなくて済むようになるかを紹介していきます。
まず世の中の情報としてこれらがあります。
- 自分の意見を大事にする
- 全員に好かれようと努力しない
- 自分を認めてあげる
- 人と自分を比べない
- 嫌われることを恐れない
これらが周りの目を気にしなくなる方法です。
「うん。確かに間違ったことは言っていない。けどこれができないから周りの目を気にしているんだよね。。。」って話です。
じゃあ、今日から他人の目を恐れず、ガンガン本音でいけばいいのか?そんな簡単な話ではないですよね。
他人の目が怖いのに無理やりその気持ちを押し込めて、平常心を装ってもそれこそ演技の上塗り。
無理に虚勢を張っても、さらに言動の不自然さに拍車がかかるだけです。
目指すのは、「怖くないふり」ではなく、「本当に他人の目が怖いと感じずにいられる状態」です。
そのための方法は、インナーチャイルド(潜在意識)を癒すこと。
なぜなら、他人の目を恐れてしまうのは、幼少期から知らず知らずのうちに身に着けてきた思考パターンが影響しているからです。
- 自分は人から好かれない
- 自分は人から尊重されない
- 自分は大切に扱われない
- 自分は愛してもらえない
- 他人は自分を助けてくれない
このような思い込みが潜在意識に染み付いてしまっています。
その思考パターンで世の中を見ているから、相手のちょっとした言動で「自分は嫌われているのではないか」と不安になってしまうのです。
そして、別に嫌われても困らないような相手にまで固執し、「絶対に嫌われないように」相手をコントロールしたくなるのです。
その思考パターンを抱えたまま怖い相手から逃げても逃げても、また次の怖い人に出くわしたり、いつどこにいても八方美人で軸がなく不安定なままです。
この問題を根本解決するためには、これまで溜め込んできた他人への恐れに気づき、心に負った傷を癒すこと。
そして、恐れのあまり他人をコントロールしようとしていたことを自覚し、上記であげたようなネガティブな思考パターンを上書きしていくことです。
これしか解決方法はないです。
他人がひそひそ話をしていて「自分のことを言っている」と思ってしまったら、気にしないようにするのではなく、「自分のことを言われてると思って怖いんだよね」とその感情を認めてあげます。
これをすると、心のもう一人の自分(インナーチャイルド)自分の気持ちを分かってくれたと喜んでくれます。
これを繰り返すと、そもそも他人の目を気にするようになったキッカケとなった幼少期の心の傷にも気づけるようになってきます。
そしてある時、「そうか、だから自分は他人の目がこんなにも怖いのか」と自己理解ができるようになります。
このように、自分と向き合いさえすれば必ず人の目が気にならなくなり、充実した人生を送れるはずです。
この記事はココで終わりです。
人の目を気にして生きていくのはとても生きづらいです。
ですが、しっかりと自分と向き合い、インナーチャイルドケアをしていきば、必ず充実した人生と送れることとなりますので、あきらめないで下さいね。